月曜日月曜日月曜日・・・・・・ それは我が目覚める時なり・・・・・ 増えすぎた人間どもを少ないながら間引きを行なう・・・・・ これが我の運命なり・・・・・ 我が目覚める時は、必ず人間がその日を月曜日と呼ぶ。 しかも、我は太陽というものを見たことがない・・・。 所々と光がともる暗黒の闇の中で我は運命のままに活動する。 人間が多いところで活動をすると、人間に気付かれ、我の命さえ危うい。 そこで人間の少ない建物の陰などに隠れて活動をする。 身勝手な人間を間引きするのが運命。 だが我を見た人間も消さねばならない。 我の活動は人間には知られてはいけない・・・。 建物の陰に身を潜めていると、早速間引きすべき人間がやってきた。 まずは声を出せないように声帯を潰す。 そして各関節を破壊する。 最後に首をきり、そのまま放置する・・・。 これでこの男の間引きが完了した。 大柄なこの男でも、我の手にかかれば赤子に同じ。 何も学習しようとしない人間には我を倒せるわけがない。 無駄なことは一切せず、素早く的確に、 そして人間に今までを反省させる時間を与えるのが、我のやり方。 また、間引きすべき人間が見つかった。 女ににじり寄る男だった。 女は声もあげられないほど怯えていた。 我はいつものように男を間引きした。 だが、それを女はしっかり見ていた。 女に罪はないが、知られたからには消さなければならなかった。 首と頭を抑え、一気に楽にするのが妥当だと思い、行動に出た。 その時思いもよらぬ邪魔が入った。 あまり見ない格好をした男で、今にも死にそうな人間を見ると、 慌てて何かに向かって話している。 おそらく仲間を呼んでいるのだろう。 この男は黙らせなければいけなかった。 だがこの男は今までに見たことのない武器を持っていた。 乾いた音とともに我の活動に終止符に打たれた。 これもまた運命なり。 我は一切間違いは犯していない・・・・。 ジャンル別一覧
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